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日本の染色の中でも特に服飾に見られる大きな特徴は、
快適さを求めて四季に応じ生地や仕立ての選択が行なわれているだけでなく、
美意識の反映として、それぞれの季節にふさわしい色や模様が選ばれ使用されてきたということです。

これは日本人が季節に伴って身の回りで生じる自然の移り変わりを
敏感に感じ取っていたからだろうと考えられます。

そして、日本における季節に応じた服飾の例として、第一に上げられるものが、
平安時代の女性の服飾における「重色目」なのです。

「重色目」は紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』など、
平安時代の文学作品に様々な形で見られます。

平安時代の公家の人々は「重色目」すなわち装束の表地と裏地の配色に、
それぞれの季節に見られる植物や昆虫、自然現象の色を再現し、出来上がったそれぞれの配色に
モチーフとなったものの名を付けました。

1枚の衣服の表地と裏地に表される重色目の配色はなんと約130種類にものぼります。
また、重色目のモチーフには、四季にわたって見られるもの数多くあり、その場合には
それらの重色目の使用時期も四季にわたります。

重色目は単に色を忠実に模倣するだけでなく、これをイメージとして美的に昇華させ、
さらに純粋に配色としての美しさを想像しようとする意図が見受けられます。

この藤波亭ホームページでは、
紫式部公園の四季の美しさを敏感に感じ取って欲しいという想いを込めて重色目で表現しました。


引用:発行ピエ・ブックス 『平安の配色美 春夏秋冬かさねいろ』 / 長崎 巌 著

 
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